
肥満のタイプ
肥満には脂肪の蓄積する部位によって2パターンに分けることができます。
ひとつは皮膚のすぐ下に脂肪が蓄積する「皮下脂肪型」。これは主に女性に多い脂肪の蓄積パターンです。もうひとつが内臓の臓器と臓器の間に脂肪が蓄積する「内臓脂肪型」です。これは中年男性に多く、メタボリックシンドロームに代表される肥満タイプです。「皮下脂肪型」は体表からの観察によって下半身に脂肪がつく傾向があることから洋梨型肥満と呼ばれる一方、「内臓脂肪型」は上半身に脂肪がつく傾向があることからリンゴ型肥満と呼ばれます。


女性に多いとされる「皮下脂肪型」の肥満ですが、肥満であるのであれば脂肪の量を減らすコントロールが必要になってきます。しかし肥満でないのにも関わらず過度に皮下脂肪を落とすことは避けたいものです。そもそも女性のからだが女性らしいのは皮下脂肪が男性よりも多いことがひとつあげられます。これは出産とその後の授乳という女性に特有の営みのためとされていますので、このような観点からも過度のダイエットは好ましくありませんし、最近のスリムであればあるほど美しいという流行にも危険を感じずにはいられません。。ダイエット本来の目的はダイエットにより体も心も健康になるということですから、なにごともバランスが必要なのではないでしょうか。
一方、中年男性のみなさん、最近は耳の痛い話かもしれませんが、「内臓脂肪」は大丈夫でしょうか?メタボリックシンドロームの項目でより詳しく取り上げてますが、ここでは簡単にメタボリックシンドロームの診断基準についてふれておきましょう。主に以下の2つが診断基準として用いられています。
@日本肥満学会による診断基準
男性:ウエスト85センチ以上 女性:ウエスト90センチ以上かつ
・血圧135/85以上
・中性脂肪150mg/dl以上またはHDLc40mg/dl未満
・血糖値110mg/dl以上
の3項目中2項目以上の該当でメタボリックシンドロームの診断
A国際糖尿病連合による診断基準
男性:ウエスト90センチ以上 女性:ウエスト80センチ以上かつ
・血圧135/85以上
・中性脂肪150mg/dl以上
・HDLc男性40mg/dl 女性50mg/dl未満
・血糖値100mg/dl以上
の4項目中2項目以上の該当でメタボリックシンドロームの診断
内臓脂肪型の肥満が注目されるのは、このタイプの肥満が他と比較して虚血性心疾患や合併症の危険性が高いからに他なりません。世のお父さま方、ビール腹は大丈夫でしょうか?

- 肥満のタイプ=@皮下脂肪型 A内臓脂肪型
- 皮下脂肪型は女性に多い
- 内臓脂肪型は中年男性に多い
- メタボリックシンドロームでは合併症のリスクが高い
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