
肥満という状態
自然界の動物たちを想像してみて下さい。
肉食動物のライオンは狩りをするのに適した筋肉質の整った体格をしています。ヒョウやチーターではよりスピードで勝るためスマートな体格です。食べられる側の草食動物のシマウマだって急に襲ってくる肉食動物から逃れるために俊敏な体格をしています。
動物の体格は種類の間には大きな違いがありますが、同じ種類の間では大差がありません。肥満のライオンや激やせのシマウマはみたことがありませんよね。
ところが人間、とりわけ現代人のプロポーションは実にバラエティーに富んでいます。肥満体の人もいれば、その反対にやせすぎの人もいます。その理由は、狩りや農耕が中心だった生活から物が豊かになって食料のために奔走する必要がなくなった世の中に変化したことによるものですが、それはさておき、肥満という状態を正しく理解できていますでしょうか?
もしも「肥満とは体重が重いこと」と理解しているあなたはぜひ今日から正しく理解していただきたいと思います。
正しくは「肥満とはからだに脂肪が過剰に蓄積した状態」と定義されています。
つまり、筋肉がたくさんついているため体重が重いという状態は肥満とはいいません。筋肉質のスポーツマンが肥満とは言わないことは容易に想像がつきますが、肥満とみられがちのお相撲の力士もまた肥満ではないのです。彼らの体脂肪率を計測すると平均男性より低めであることが多いです。力士のあの立派な体格は筋肉で形作られているため肥満とは言わないのですね。もっとも”肥満力士”がゼロとは言えませんが。。。
逆にどんなにスマートでも体脂肪が多ければそれは肥満です。見た目には分らないことから『隠れ肥満』ともいいます。自分で肥満だと自覚されにくいため『ぽっちゃり肥満』よりも『隠れ肥満』の方がなにかと厄介な肥満のパターンだと言われています。事実、健康診断などで血液検査を受けてはじめて肥満と指摘され愕然とする人が意外にも多いのです。

肥満なのはどっち!?

- 肥満=からだに脂肪が過剰に蓄積した状態
- 肥満の弊害=生活習慣病のリスク上昇
- 死の四重奏=高血圧症、高脂肪血症、糖尿病、内臓脂肪型肥満
- 脂肪の蓄積する場所=脂肪細胞
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