
肥満の弊害
肥満であることが否定的にとらえられることはあっても、肯定的にとらえられることがないのはなぜでしょう?
それは肥満であることに合併する合併症が深刻であるためです。肥満になると体重増加のため関節に負担がかかり関節痛を生じるばかりか、それに伴う糖尿病が最大のリスクとなっているからです。糖尿病は端的に言うと、「血液中のブドウ糖の濃度が常に上昇している状態」です。つまり食べ過ぎたために消費しきれないエネルギーが体内に残っている状態です。
糖尿病になると心臓病や脳卒中などの生活習慣病を発症するリスクが高まり、視力喪失や四肢末端の壊疽(えそ)、腎症などの合併症を併発して深刻な事態を招きます。
一般に、肥満、高血圧、高血糖、高脂血症は「死の四重奏(カルテット)」と呼ばれます。これらの数値が2つ以上境界値を超えると生活習慣病の危機が差し迫っているといえます。
我々にとって朗報となるのは、生活習慣病は日常のちょっとした努力で防ぐことができるということです。この事実は、世界の研究者による臨床試験や研究の結果、明らかとなっていることで現在、先進国を中心とした肥満に悩む国々で注目されています。
さらに普段の食事を工夫することで寿命までもを伸ばす事が可能だということも明らかになってきているのです。30代から始まる老化と生活習慣病の兆しに対応するためには普段からの努力の積み重ねが欠かせないということを理解しなければいけないですね。

- 肥満の弊害=生活習慣病のリスク上昇
- 死の四重奏=高血圧症、高脂肪血症、糖尿病、内臓脂肪型肥満
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