
ビタタミンを再考する
ビタミンと聞くと「レモンにはビタミンCがはいっていて、体に良さそうな、サプリメント?」くらいの認識ではないでしょうか?それでもダイエットをする分には悪くはないですが、せっかくですので正しい知識を身につけて効果的に接種したいものです。そもそもビタミンとは「糖質、脂質、蛋白質以外の有機質の総称」という定義をしていて、加えて「微量で体の代謝を円滑に行うために必須のもの」でもあります。
つまり、各栄養素の代謝のところでもお話しましたTCA回路や電子伝達系といったエネルギーを抽出する反応を動かすための潤滑油の役割をするのがビタミンなのです。ビタミンがなければTCA回路や電子伝達系が動かなくなりエネルギーを得ることができなくなります。栄養失調という状態が少なくなった現代では死に至ることはそうそうありませんが、昔はビタミンB1が欠乏することで「脚気」を発症し死亡した人がたくさんいた時代もあったのです。
ビタミンは栄養素のひとつですから体の外から取り込むものです。しかし進化の過程をみると必ずしもそうではなっかたこうとがうかがえます。ヒトを中心に考えたときにヒトよりも下等な生物の中にはビタミンを自らの体内で合成する能力をもっているものがいます。ビタミンCを例にしますと、ヒトを含む霊長類はビタミンCを体内で合成することはできませんが、その他の哺乳類はビタミンCを自ら合成し代謝に用いることができます。これは進化の過程で霊長類がビタミンCを自ら合成するよりも、外から補充するほうが効率的と判断してビタミンCの合成経路を喪失したのではないかと考えられています。
ビタミンを分類するときには「水溶性ビタミン」と「脂溶性ビタミン」という分類の仕方をします。「水溶性ビタミン」は水に溶けるビタミンなので尿としてからだの外に排出されやすいのが特徴です。したがって毎日摂取する必要があり、欠乏症になりやすいが過剰症になりにくいビタミンです。ビタミンB群とC群が水溶性ビタミンといわれます。逆に、「脂溶性ビタミン」は脂肪に溶けてからだに蓄えられるので欠乏症にはなりにくいですが、過剰症になる可能性のあるビタミンです。ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKが脂溶性ビタミンといわれます。


- ビタミンとは「代謝の反応を円滑にする微量な有機質」
- ヒトはビタミンを体外から摂取する必要がある
- ビタミンの分類=「水溶性ビタミン」と「脂溶性ビタミン」
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