ダイエットをゼロから医学的に学ぶ
実践 ダイエットのストラテジー
ダイエットコース講義室


              お酒があなたを太らせる!


 
よくビールはワインよりもカロリーが高いから肥満(ビール腹)の原因になると言いますが、正確な説明とは言えません。たしかにアルコールの中でのビールのカロリーは高い部類に入りますが、ビールをジョッキで3〜4杯飲んだ程度で摂取カロリーが極端に跳ね上がるというわけではありません。正確には、アルコールがカロリーの過剰摂取の状態に陥りやすくしているということになります。つまりアルコールであれば、ビールでもワインでも日本酒でもカロリー過剰になってしまう可能性をはらんでいるということです。

 なぜアルコールが体内に取り込まれると太りやすい環境がつくられやすいのでしょうか?まず、アルコールは取り込まれると血流にのって全身をめぐります。だから顔の血管が拡張して顔が赤くなるのですね。それと同時にアルコールは脳にも達します。最初は脳に対して興奮させるように働きます。これが酔ってごきげんになっている状態です。さらにアルコール濃度が上昇すると逆に脳を抑制するように働きます。飲みすぎて泥酔している状態です。このうち、脳を興奮させるように働く段階では同時に摂食中枢も興奮させ食欲を増進させます。このためついついおつまみに箸がいってしまい、カロリー過剰になってしまうのです。また、アルコールは神経の興奮以外にも細胞を活性化させる作用も併せ持っていますので、いつも以上に消化吸収の効率がアップします。〆のラーメンやお茶漬けを食べてしまっては下手すると2食分食べていることにもなります。

 お判りいただけたようにアルコール自体にはそれほどカロリーはありませんが、アルコールの作用によって太りやすい状況へと誘われていくのです。ダイエット中にはお酒を断つくらいの覚悟も必要ですが、つきあいもありますから、お酒の場では飲みすぎないことはもちろんのこと、カロリーの低そうなものを自分の手の届く範囲に置くように心がけましょう。

                 


KEY WORDS
  • お酒の種類かかわらずアルコールのカロリーは高くない
  • アルコールで食欲が増し、消化吸収も良くなる

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