ダイエットをゼロから医学的に学ぶ
実践 ダイエットのストラテジー
ダイエットコース講義室


              噛めば噛むほど痩せられる!

 食事を良く噛んで食べることとダイエットには関係があることをご存知でしょうか?従来言われてきた消化吸収を良くするという面もありますが、よく噛むことで少ない食事の量で満腹感を得る効果があることが分かってきました。

 そもそも満腹感とはどのように生じるのかというと、大脳の視床下部にある満腹中枢という部分が興奮することによって生じます。食事を食べ胃が膨張し腸での消化が始まるころに満腹中枢を興奮させるシグナルが消化管からでるのです。満腹中枢が興奮すると食欲が抑えられ、それ以上食べ物を食べたくなくなってしまいます。

 これとは別に噛むとういう動作をつかさどる神経と満腹中枢の間には神経を介したつながりがあって、噛むことで満腹中枢を刺激して満腹中枢を興奮させる作用があります。つまり消化管からのシグナル以外にも満腹中枢を刺激するルートがあるということなのです。良く噛むことで胃はまだ満腹ではなくても満腹中枢が刺激されて満腹感を感じ、食べすぎを防止してくれます。

 ところが早食いをしてしまうとどうでしょう?実は満腹中枢を興奮させるシグナルはそれほどテキパキと伝達される仕組みではなりません。10分〜15分程度でさほど噛まずに大量に食べてしまうと実際には満腹なのですが少し遅れて満腹中枢が興奮します。このわずかなタイムロスの間に食べ過ぎてしまうのです。満腹中枢が興奮して満腹感が出てきたときにはとっくに腹12分目くらい食べ過ぎてしまっているのです。

 よく噛んで食べることは、少量の食事で満腹感を得て、カロリー摂取を抑え、ダイエットを上手にすすめる裏ワザです。余談ですが、噛む回数と認知症の発症頻度とは反比例することがわかってきました。つまり噛む回数の少ない人ほど認知症になりやすいということです(詳しくはこちら)。噛むことは健康にも良いことですから毎日の食事では意図的に良く噛んで食べることを実践すると心身ともに良い結果が得られると思います。

                  

KEY WORDS
  • 良く噛むことで満腹感が得られる
  • 早食いでは満腹感が生じる前に過剰に食べてしまう

                             Top Back